スクラッチは当たらない?初めての人にもオススメの買い方とは?
宝くじ売り場ではジャンボ宝くじをはじめ、ロト7やミニロトなど色々な宝くじが発売されていますね。
そんな宝くじの中で、毎日気軽にその場で結果がわかる「スクラッチ」という宝くじがあります。
スクラッチは銀色の部分を削って絵柄をそろえるなど、遊び感覚で楽しい宝くじですが、やっぱり当たらないと楽しくないですよね。
でも、何度やっても当たらない感覚の人も多いんじゃないでしょうか?
「じゃあ、スクラッチって当たらないのか?」
実は、スクラッチの当選確率というのは種類によってかなり差があって、「当たりにくいスクラッチ」と「当たりやすいスクラッチ」が存在するのです。
では、どの種類が当たりやすいスクラッチなのか?また、当たりやすい買い方はあるのか?
初めての人にもわかりやすいように、オススメの買い方などまとめてみました。
スクラッチ宝くじは当たらない?
宝くじには「スクラッチ」という種類のクジがあります。
スクラッチとは、この写真のように銀色の部分を削って絵柄が揃ったり条件に当てはまれば応じた賞金をゲットできる宝くじです。
スクラッチは「当たり or はずれ」がその場でわかるので、抽選日を待つことなく結果がわかり気軽に楽しむことが出来ます。
非常に単純でわかりやすく、宝くじ初心者の人にも優しいですね。
このスクラッチ宝くじですが、簡単だけど「買ってもあまり当たらない」という声も聞くことが多いです。
でも実際の当選確率とかを見てみると、当たりやすさというのはジャンボ宝くじなどとさほど違いはありません。
そこで比較のために2つの宝くじを例に見ていきたいと思います。
スクラッチの当選確率の比較
もちろん当選金額の大きさによって当選確率も変わってきますが、例えばこちらの
「ワンピーススクラッチ エース おれは決して人生に“くい”は残さない・・・!!!」
こちらの当選確率や当選金はこのようになっています。
等級等 | 当せん金 | 本数 | 当選確率 |
---|---|---|---|
1等 | 1000万円 | 7本 | 1/50万 |
2等 | 30万円 | 70本 | 1/5万 |
3等 | 3万円 | 700本 | 1/5000 |
4等 | 3,000円 | 7,000本 | 1/500 |
5等 | 1,000円 | 14万本 | 1/25 |
6等 | 300円 | 70万本 | 1/5 |
350万通(10億5000万円)を売り出し、この本数と当選金がつけられています。
ですので、1等1000万円の当選確率は「1/50万」となります。
一方で、比較対象として2020年のハロウィンジャンボミニを例に出すと、こちらも等1000万円で賞金額は同じですが当選確率は1/100万となっています。
このようにスクラッチの方が当たりやすい場合もあったりするので、他に比べて当たりにくい宝くじと言うワケでもありません。
ジャンボ宝くじもですが、そもそもそんなに簡単に当たるものではないですよね。
スクラッチは簡単に遊べる初心者にもやさしい宝くじですが、だからといって特別スクラッチが当たりやすいというわけでもないんです。
スクラッチは当たらないというイメージは「削るだけで簡単」という簡単な宝くじという部分がピックアップされ、「当たりやすい」という事まで発展し連想されているけど、実際には思ったほど当たらないという事も理由の一つにあると思います。
また、スクラッチに限らず宝くじの1等賞金の大きさによって当選確率もかなり変わってくるので、当たりやすいスクラッチを狙いたいなら、やっぱり当選金額もしっかり見ておくことが大切だと思います。
スクラッチのオススメの買い方とは?
そんなスクラッチのオススメの買い方ですが、僕の個人的な意見でいうと、
という事です。
実は、スクラッチの中には「末等の当選確率が約1/3.3」といった宝くじもあります。
どういう事かと言うと「スクラッチ10枚中3枚は末等が当たる」という事なんですね。
良い例があるので、次の2つのスクラッチをご覧ください。
スクラッチの末等の確率比較
まずは「第889回全国自治宝くじ ワンピーススクラッチ ハンコック3 トリプルマッチ」を見てください。
こちらの当選確率や当選金はこのようになっています。
等級等 | 当せん金 | 本数 | 当選確率 |
---|---|---|---|
1等 | 300万円 | 10本 | 1/100万 |
2等 | 10万円 | 3,000本 | 約1/3333 |
3等 | 1万円 | 32,000本 | 1/312.5 |
4等 | 1,000円 | 10万本 | 1/100 |
5等 | 200円 | 100万本 | 1/10 |
1000万通(20億円)を売り出し、この本数と当選金がつけられています。
ですので、1等当選確率は「1/100万」となります。
そして次に「8ラインスクラッチ2 タテ・ヨコ・ナナメ」
こちらの当選確率や当選金はこのようになっています。
等級等 | 当せん金 | 本数 | 当選確率 |
---|---|---|---|
1等 | 100万円 | 95本 | 1/20万 |
2等 | 5万円 | 3,800本 | 1/5000 |
3等 | 1万円 | 19,000本 | 1/1000 |
4等 | 1,000円 | 19万本 | 1/100 |
5等 | 200円 | 570万本 | 約1/3.3 |
1900万通(38億円)を売り出し、この本数と当選金がつけられています。
ですので、1等当選確率は「1/20万」となります。
各等で当選金と確率の違いはありますが、末等の5等を比較すると当選確率が「1/10」と「約1/3.3」で大きく違います。
つまり、
- 当選確率1/10:10枚中1枚200円が当選
- 当選確率約1/3.3:10枚中3枚200円が当選
何が言いたいかと言うと、末等の確率が高いと保険になる金額も多くなるという事です。
当たるという感覚を味わいたいのなら、末等が当たりやすい方を選ぶと削っていて楽しいですね。
勝負という意味では、末等の当選確率1/10の方が、逆に他の等級の当選確率が上がるのでこちらを選ぶべきです。
例えば、3等1万円を比べると、当選確率は「1/312.5」と「1/1000」で3倍以上の違いがありますね。
1万円の当たりやすさで言えば「ワンピーススクラッチ ハンコック3」ですが、末等の当たりやすさで言えば「8ラインスクラッチ2」です。
どちらを選ぶかは、狙いたい賞金額や保険の多さなど、あなたのプレースタイルによってオススメする買い方は変わってくるという事です。
僕がスクラッチを買う時にオススメの買い方は、この保険をしっかりと確保した上で1等や2等も狙っていくという買い方ですね。
特に初めての人は、スクラッチが当たる感覚というものを体感した方が良いと思うので、この買い方はオススメです。
もちろん1等100万円以上が目的なら、1等当選確率が高い時に狙うなど、それぞれオススメの買い方がありますね。
スクラッチはオススメの買い方のパターンがいくつかあるので、それらを紹介したいと思います。
スクラッチは狙う賞金額で買う
スクラッチを買うときには、まず購入前に狙う金額を決めます。
例えば、狙う金額が「1等100万円」なのか「3等1万円」なのか?
それとも「1万円狙いだけど、5等200円を複数枚保険に当選させておきたい」のか、あなたの狙いがあると思います。
まずは当てたい金額を決めて、その当選確率が少しでも高い時にスクラッチを買うこともオススメの買い方の一つです。
例えば「50万円当てたい。」というのであれば、こちらのスクラッチはかなりオススメでした。
第775回全国自治宝くじ
「わんにゃんスクラッチ ミヌエット ラッキースラッシュ」
こちらの当選確率や当選金はこのようになっています。
等級等 | 当せん金 | 本数 | 当選確率 |
---|---|---|---|
1等 | 50万円 | 144本 | 約1/41666 |
2等 | 10万円 | 480本 | 1/12500 |
3等 | 1万円 | 6000本 | 1/1000 |
4等 | 1,000円 | 12万本 | 1/50 |
5等 | 200円 | 60万本 | 1/10 |
600万通(12億円)を売り出し、この本数と当選金がつけられています。
ですので、1等当選確率は「約1/41666」となります。
これはかなり当たりやすい当選確率なので、狙い目のスクラッチと言えるでしょう。
では、一方で、同じ1等50万円の賞金額で
第2691回近畿宝くじ
「わんにゃんスクラッチ シャム ラッキー3」
こちらの当選確率や当選金はこのようになっています。
等級等 | 当せん金 | 本数 | 当選確率 |
---|---|---|---|
1等 | 50万円 | 15本 | 1/10万 |
2等 | 10万円 | 150本 | 1/1万 |
3等 | 1万円 | 1,500本 | 1/1000 |
4等 | 1,000円 | 15,000本 | 1/100 |
5等 | 200円 | 45万本 | 約1/3.3 |
150万通(3億円)を売り出し、この本数と当選金がつけられています。
ですので、1等当選確率は「1/10万」となります。
この2つのスクラッチを比較すると、同じ1等50万円なのに倍以上当選確率が違いますよね。
このように、同じ賞金でもスクラッチの種類によって当たりやすさは違うんです。
でも、5等200円で比較すると、こちらは逆に3倍以上の当選確率の差があります。
わかりやすいように、2つのスクラッチを同じ表にしてまとめますね。
等級等 | 当せん金 | ミヌエット当選確率 | シャム当選確率 |
---|---|---|---|
1等 | 50万円 | 約1/41666 | 1/10万 |
2等 | 10万円 | 1/12500 | 1/1万 |
3等 | 1万円 | 1/1000 | 1/1000 |
4等 | 1,000円 | 1/50 | 1/100 |
5等 | 200円 | 1/10 | 約1/3.3 |
こうやって比較すると、同じ賞金額なのに当選確率が随分と違う事に気づかされます。
だからスクラッチも何気なく買うのも良いですが、あなたが欲しい賞金額のスクラッチが発売された時に、当選確率も調べておいてから買うのがオススメの買い方の一つなんですね。
スクラッチは10枚セットで買う
しっかりと当選確率も調べて、自分が狙いたいスクラッチが発売されたら買うワケですが、適当に2、3枚買うだけというのはちょっともったいない買い方です。
せっかくなので10枚セットで購入することをオススメします。
というのも、例えば先ほどの「わんにゃんスクラッチ シャム ラッキー3」を狙うとして、5等200円の当選確率が約1/3.3ですよね。
だから10枚セットで買えば必ず3枚5等200円が当たります。
つまり600円の払い戻しは確定しているので、保険をしっかり確保しつつ高額当選を狙うのが良いと思います。
逆にミヌエットの発売があった時などは、このような高額当選が高確率なスクラッチが毎回発売されるとは限りません。
「チャンスが来た時に厚く張る」
という意味でも、やはり10枚セットでの購入がオススメです。
もちろん予算に応じて購入してもらう事が大切なので、自分の購入できる範囲で勝負してみて下さい。
少額1等賞金のスクラッチを買う
スクラッチは1等賞金額の幅がかなり広く設定されていて、1等5万円のものもあれば、3000万円のものもあったりします。
もちろん1等3000万円とか賞金額は魅力的ですが、その分他の等級にしわ寄せがかなり行ってしまいます。
スクラッチが当たらないと感じるのは、こういった高額1等賞金を狙いすぎている事もあるのではないでしょうか。
こういう高額当選金のスクラッチを買うのではなくて、もっと少額の100万円とか50万円の1等賞金を狙うべきだと思います。
1等1000万円などの高額当選宝くじは、スクラッチではなくてジャンボやミニロトに任せて、スクラッチでは気軽に遊んでサクッと小当たりを狙うようなスタイルが良いんじゃないでしょうか。
まとめ
スクラッチが当たらないと感じている方は、1等賞金が100万円以下の宝くじに絞って狙うと、当選確率が高く設定されていることが多いのでオススメです。
スクラッチは毎日販売されてますので、焦らずに自分の狙う種類のものが発売されたらチャレンジしてみるスタイルでもいいんじゃないでしょうか。
もちろん気軽に買えるというメリットから、運試しで数枚購入するという事も全然良いと思いますが、どうせなら当てたいですよね。
スクラッチは当たる、当たらないもありますが、まずは購入前に一度調べてみるといった事も大切だと思いますよ。
そんなスクラッチについて、普段こんな疑問や悩みは無いでしょうか?
- スクラッチって何枚買えば当たるのか?
- 本当に当たった人っているのか?
- どんな買い方をしたら当たりやすいのか?
初心者にも簡単でわかりやすいスクラッチですが、だからこそ色々と知りたい事ってありますよね。
そこでスクラッチの疑問について、こちらのページにまとめてみました。
他にも様々なスクラッチで10枚束でチャレンジした様子なども掲載しています。
- どのスクラッチが当選しやすいのか?
- どんな時が狙い目なのか?
いろいろ参考になると思うので、ぜひご覧になってください。